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あなたもTEDスピーカーになれる!
英語学習のために、楽しみながらTEDを活用している日本人はたくさんいます。
参考:
リスニングや英語表現に最適なTEDのおすすめプレゼン動画5選
集中力が続く!5分以内で見られるTED人気動画5選
TEDは世界中の人たちが英語でプレゼンをしていますが、ちゃんと日本人もスピーカーとして、英語で参加してるんです。
日本開催のTEDは日本語でのスピーチが多いですが、中には堂々と英語でスピーチしている方もいます。本場TEDに唯一参加した日本人だっています。
あなたもTEDのプレゼンを見る側じゃなく、TEDのプレゼンに参加する側になるという目標で英語を勉強するのも面白いかもしれません。
今回は、そんなあなたの目標となりそうな、日本人スピーカーによるおすすめの英語プレゼン動画をご紹介したいと思います。
TED日本人スピーカー動画1.BLACK 「ヨーヨーの達人への道」
TEDの日本人スピーカーといえば、まずこの人を最初に紹介しなければいけません。
ヨーヨー世界チャンピオン、そしてシルク・ドゥ・ソレイユアーティストという素晴らしい実績を持つBLACKさんによるスピーチ&パフォーマンスです。
TEDには多くのパフォーマーも出演していますが、2013年は世界中で出演オーディションが開催され、唯一日本人で選ばれたのがBLACKさんです。
本人も手記で語っていますが、ヨーヨーパフォーマンス前のスピーチの方が評価が良かったそうです。
実際に見るとわかりますが、この英語のスピーチが本当に素晴らしいんです。
英語はネイティブとは言えませんが、内容、アクセント、間の取り方、表情、堂々とした立ち振舞いで、オーディエンスの心をがっちり掴んでいます。
パフォーマンスや音楽、照明などの演出も見応えたっぷりなので、ぜひ見てほしい動画です。
本人の手記も面白いですよ!プレゼンターもオーディエンスも一流の人が集まるTEDの雰囲気が伝わってきます。
参考:
【BLACKのTED出演記 Vol.01】ジョブズも出演した世界最大級の講演会に、空気を読まずヨーヨーで出演してしまいました。
TED日本人スピーカー動画2.伊藤穰一「革新的なことをしたいなら『ナウイスト』になろう」
実業家、投資家、そして日本人として初めてのMITメディアラボ所長となった伊藤穰一さんによるプレゼンです。
TEDは現在、NHK Eテレで「スーパープレゼンテーション」という番組名で放送中ですが、伊藤さんは同番組の司会でもあります。
現在ボストン在住、アメリカで育った伊藤さんの発音はネイティブそのもので、声が通るため非常に聞きとりやすい英語です。字幕は英語なので、リスニングの教材としても使えます。
インターネットとイノベーションと自分自身の行動に関するプレゼンテーションです。伊藤さんは言います。「未来ではなく今に集中せよ」と。
これはどういうことなのでしょう?ぜひ動画で確かめてください。
TED日本人スピーカー動画3.手塚貴晴「他に例を見ない最高の幼稚園」
2014年の「TEDxKyoto」で行われた、日本の建築家、手塚貴晴さんによるプレゼンです。
本人が設計した「世界にも例を見ない幼稚園」を紹介しています。
全て英語ですが、ペースもゆったりしているので聞き取りやすいです。写真や動画の使い方、時折挟まれるジョークや間のとり方など、プレゼン内容が素晴らしく、9分間の動画があっという間に終わります。
楕円のドーナツ状の屋根が大きな特徴のこの幼稚園は、日本建築学会賞(作品賞)をはじめ、建築及びデザイン関連の賞を数多く受賞しているそうです。
特徴は屋根だけではありません。なぜ、写真に写る子どもたちの表情がこんなにイキイキしているのかをプレゼンテーションで教えてくれます。
ぜひ動画でこの幼稚園の素晴らしさを確認してみてましょう。
TED日本人スピーカー動画4.坂 茂 「紙で出来た避難所」
2013年のTEDxTokyoで行われた日本の建築家、坂 茂さんはよるプレゼンテーションです。
ネイティブな発音ではありませんし、スピーチのペースは若干速めなため、少し聞き取りづらいかもしれません。ただ、英語字幕があるのでプレゼン内容はだいたい想像できます。
坂さんは、紙官や紙などの環境に優しい建材を使った仮設住宅を開発したり、災害支援をしています。
彼の開発した紙管の住宅は、海外の難民支援や日本におけるあの大地震でも活躍しました。そのクオリティは紙官で作ったとは思えないものです。
プレゼン自体もすごく面白いので、こちらも動画で確認してみてください。
日本人TEDスピーカーによる英語のプレゼンまとめ
一般的に日本人はプレゼンが苦手だと言われています。
その理由は、プレゼン慣れしていないこととシャイな性格のせいです。でも、TEDに登壇した日本人スピーカーはみなさんとても堂々としていました。
英語のレベルは、ネイティブな方からたどたどしい方まで様々でしたが、堂々としていることで、こんなにも素晴らしいプレゼンをすることができるという良い例だと思います。
英会話でも、英語のプレゼンでもそうですが、相手に何かを伝えたいときは、スピーキングのレベルうんぬんよりも、わかってもらえるように努力することが大切です。
もちろん、正確な発音をすることができれば、英会話力はぐっとレベルアップします。
明確な理由があリます。「自分が発音できない音は、聞き取りが困難」だからです。
裏を返せば、聞き取れない音は、発音できないとも言えます。
つまり、発音の練習を積むことによって「スピーキング力」と「リスニング力」が同時に向上していくため、冒頭に挙げたとおり、発音の強化によって劇的に英会話力が向上していくのです。
とは言え、英語の発音は一朝一夕で良くなるものではありません。発音を気にして、会話やプレゼンに消極的になってしまうと、相手に言いたいことやその思いが上手く伝わらなくなってしまうでしょう。
というわけで、英会話がそこまでうまくなくても大丈夫です!
TEDは、日本でも毎年開催されています。自薦・他薦でスピーカーを募集しているので、英語の腕試しをしたい方、英語で何かを伝えたい方は、TEDで英語のプレゼンを目標にして、応募してみてはいかがでしょう。